誤解|ぬくもり3-18

 こうして腕組みしながら二人で歩くのは、新婚旅行の代わりに、この浜を訪れて以来であった。千穂が、恥ずかしがる彼の腕を取ったのだ。あの時は、リゾートホテルの再開発に絡んで、万作は、連日連夜の打ち合わせに追われていた。目に眩しい、真っ白な砂浜が続いている。旅館の仲居が言っていた通り、素足で歩いたらさぞや気持ちがいいだろう。彼女は当時を思い返しながら、あの時の寂しかった記憶を塗り替えるように、二十年後…

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