花吹雪|ぬくもり3-41

 夜が明けようとしている。鬼ヶ島は、原型をとどめないまでに破壊し尽され、公海上に浮かんでいた闇商人の客船も深海の改定に沈んで突き刺さっていた。どちらも悪党どもに生存者はない。だが、あれほどの大爆発を起こしていながら、機動部隊の側には殉職者が出なかったのだ。白竜浜は、束の間の静けさを取り戻していた。時を経ずして、遺体の回収と現場検証が島の内外で始まるだろう。マスコミも、大挙して押し寄せてくるはずだ…

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